鳩ノ巣駅のすぐ先に、双竜の滝があります。その名の通り、2筋に分かれた水の流れが、竜のように勢い良く滝壷へ落ちていく様は見事。また、岩場の陰にあたる場所なので、涼しさを楽しむのも良いでしょう。
双竜の滝から一度通りへ戻り、多摩川沿いに下っていくと、「鳩ノ巣小橋」という吊り橋が出現。ここから先はゴツゴツとした岩が並ぶ「多摩川30景」にも指定されている鳩ノ巣渓谷です。多摩川がゴツゴツとした岩山の広がる秩父古成層を切り開いて作られた渓谷で、奥多摩きっての渓谷美といわれています。断崖の下を流れる多摩川が、巨岩・奇岩の間を流れる姿は大迫力ですよ!
岩場の上を歩く部分もありますので、足元には充分に注意して進みましょう。 「鳩ノ巣」という地名は、2羽のハトが仲睦まじく巣作りをしていたことに由来しているそう。水辺に腰掛けて、しばし休憩をとるのにも良い場所です。
川辺では、釣竿を構える人の数も見えます。こちらで釣れるのも、やはりイワナやヤマメ、ニジマスなど。清流にしか生息しない、これらの魚が釣れるというのは、このあたりの多摩川が、地元の人たちによって大切にされてきた証拠でもあります。ウォーキングや釣りにお出掛けの際も、必ずゴミは持ち帰りましょうね。 |