JR新橋駅からゆりかもめに乗り、船の科学館駅で降車。ここが今回のスタート地点である。ゆりかもめは、1995年に開通した無人の新交通システムで、広い窓から楽しむここからの景観も、お台場の楽しみの一つといっても良いだろう。目的地が複数ある場合は、一日乗車券(800円)を利用するとお得だが、各駅間はほとんどが徒歩5〜15分の距離なので、歩いて移動することもできる。
船の科学館駅を降りると、すぐに目に入ってくるのが真っ白な巨大旅客船。本物そっくりの船の形をしたそのユニークな建物が「船の科学館」である。海と船の文化をテーマにした海洋博物館で、船にまつわあらゆる資料や展示物を見ながら、楽しく海や船について知ることができる。6階建てからなる館内の最上階では6万トン級客船のブリッジを再現し、船長の気分が味わえるほか、敷地内には70メートルの展望室もあり、親子で楽しめる施設になっている。また、実際に航海に使われた青函連絡船「羊蹄丸」や南極観測船「宗谷」の見学もできる。 |